【ライブレポート】人間椅子/DOOM No/Re:MORSE TOURE 2018@千葉LOOK

DOOM No/Re:MORSE TOUR with 人間椅子ライブレポート

9月に突如現れた2度目の三連休。

トリ

いや予定通りだよ

秋の入り口たる三連休最終日に何を思い、何をするか。

そこが千葉県ともなれば行きたい場所は限られる。

一大テーマパークへ行く人も多いだろう。

 

そう、暗黒のディズニ○ランドへ!

トリ

こらこら!

DOOM / 人間椅子 DOOM No/Re:MORSE TOURE 2018を観た!

三連休の最終日たる2018年の9月24日、千葉LOOKにてDOOMのツアー初日の公演が行われた。

“No/Re:MORSE TOUR 2018”

09/24(月・祝) 千葉LOOK W/人間椅子
10/06(土)   浜松MESCALIN DRIVE W/UNITED / Shady Glimpse / FILL IT UP(O.A.)
10/07(日)   名古屋APOLLO BASE (※ワンマン)
10/28(日)   仙台BIRDLAND W/UNITED
11/23(金・祝) 大阪・十三FANDANGO (※ワンマン)
11/24(土)   岡山CRAZY MAMA 2nd Room W/GxSxD / 蓮獄 / Schau-Essen / 他
11/25(日)   福岡Kieth Flack W/ミミレミミ
12/15(土)   新代田 FEVER (※ワンマン)

千葉LOOK前に貼られたNo/Re:MORSEツアー特大ポスター

千葉LOOK前に貼られたツアーの特大ポスター

初日は対バンがあり、その相手は人間椅子である。

トリ

DOOMと人間椅子とか豪華すぎる!

異端の3ピースバンドが2バンド揃い踏む夢のライブである。

当日、夕方の千葉LOOK前にはそのライブを見逃すまいと黒いTシャツの人々が集まっていた。

人間椅子、DOOMのツアー初日に対バンで登場。絶妙なリストでファンを魅了

定刻、つつがなく入場したファン達が千葉LOOKにて開演を待つ。

先行はゲストの人間椅子である。

セットリスト

 OPSE:此岸御詠歌

  1. 超自然現象
  2. 地獄の球宴
  3. 宇宙からの色
  4. 地獄への招待状
  5. 異端者の悲しみ
  6. 月夜の鬼踊り
  7. 相剋の家
  8. 悪夢の添乗員
  9. 幸福のねじ
  10. 針の山

対バンでゲスト側とはいえ、それなりの持ち時間に相変わらずの緩めなMC、そしてファンには嬉しい久しぶりの曲もあり充実のリストだったと言える。

トリ

結構な曲数でいいな!

相変わらず緩めなMC 30周年に向け何やら準備中!?

鈴木氏により、「三連休の最終日にこんなマニアックな選択をしていただきー、有難うございます!」とのあいさつで始まったMCである。

千葉県といえば超有名テーマパークがあるわけだが、それでも当然千葉LOOKを選んだ精鋭が集うなか、MCも攻める!

和嶋氏の「こちらは暗黒のディズニ◯ランドです!」を皮切りに、「デ◯ズニーランドより面白いですよ!」やら、「白雪姫っぽい人(白塗りの鈴木氏)いますよ!」やら、「いつになく決まった俺の髪型は地獄のドナルドダッ◯だぜぇ!」と珍妙なMCを連発。

ついで、この日和嶋氏が新たなギターを入手し、早速実践投入していることも明かされた。

確かにいつものラージピックガードのSGではなくスモールピックガードである。

このニューギターに関してはそもそも「30周年にむけてSGをなにやらすごいことにしようとしていた」そうなのだが、楽器屋でたまたま見かけたこのスモールピックガードのSGを試奏したところあまりに音が良かったため、すでに実践投入したということである。

つまり来年の30周年にむけてなにやら動きがあることが伺えるのであった。続報を待ちたい…!

今月ツアーファイナルを終えたばかりの人間椅子だが、これからツアーが始まるDOOMへバトンタッチする気持ちも最後に語られた。

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【ライブレポート】人間椅子『恩讐の彼方~人間椅子2018年晩夏のワンマンツアー』ファイナル@TSUTAYA O-EAST

絶妙な選曲に心踊る!

曲に関して、筆者としては久しぶりに幸福のねじが聴けたため特にうれしいものがあった。リフもしかり、展開のしかたもカッコよすぎて堪らないものがある。

鈴木氏ボーカル曲はいきなり地獄シリーズ2連投と盛り上がり必至である。

地獄への招待状は地獄シリーズでも和嶋氏作曲という一曲である。暴走するイントロ~リフが興奮せずにはいられない。

また月夜の鬼踊りも久しぶりの一曲で、なかなか意外な選曲である。祭囃子のようなタムのリズム、芯を揺さぶる響きが良いものである。

こういった曲の鈴木氏のボーカルのハマりようといったらない。

最後はやはり針の山で締めくくり人間椅子のライブは終了。

しかとDOOMにバトンタッチするのであった。

DOOM、新曲を携えた3年ぶりのツアー開始! まさかのダブルアンコールも!

と言うことでメインのDOOMである。

DOOMのセッティングにて、相変わらず要塞のごときドラムセットが運び込まれる。

PAZZ氏のセットはシンバルが11枚にも及ぶのである(以前のdoomのツアー初日を千葉LOOKでみたときは更にセッティングが大変そうだった記憶がある)。

その物凄いセットを縦横無尽に叩く様は鬼気迫る。その様を妄想しつつ、もはやセッティングで興奮せざるを得ない筆者であった。

トリ

PAZZさんのドラミングはやばい!

いよいよDOOMのメンバーがステージに上がる。

※以下ツアー初日の演奏曲に触れた内容になる。ネタバレ等気にされる方はご注意いただきたい。

セットリスト

執筆時現在ツアー中につき、念のためセットリストは隠しておく。

気にならない方のみご覧いただきたい。

  1. Complicated Mind
  2. Fall, Rise And…
  3. Slave Of Heaven
  4. Painted Face
  5. WAR DADDY
  6. No/Re:MORSE
  7. Still Can’t The Dead
  8. 水葬
  9. The Stupid Man
  10. Revenge And The Dirty Tricks

en

  1. Last Stand In hell
  2. why

en2(!)

  1. Death To Wimp!

トリ

新曲!そして予想外のダブルアンコール!

ツアー会場限定EPより、新曲を織り交ぜたリストで圧倒

Complicated Mindで幕を開けたDOOMのツアーである。

押し寄せるリフの緊張感が相変わらず凄まじい。

トリ

プログレッシブでパンキッシュ!

この日アルバム「Complicated Mind」とツアー会場限定で発売された3曲入りEP「No/Re:MORSE」の曲を中心としたセットにて終始緊張感の漂う圧倒的な演奏がなされた。

新曲として演奏されたのはWAR DADDYNo/Re:MORSEの2曲である。

WAR DADDYは高速なジャズのようなドラムさばきが絶え間なく刻み続けるイントロで始まる。そこにどこか異国情緒感じるスケールのゆったりとしたギターフレーズが乗る。

そして急激に緊張感がまし、DOOMらしい展開へと雪崩れ込んで行くという構成の曲である。

スリリングなことこのうえない。

No/Re:MORSEでは、PAZZ氏が何やら悪戯っぽく「いーち、にー」とカウントを口にしたと思ったら「イチニサンシっ!」と超高速なカウントに切り替えて突如豪快なリフが押し寄せる痛快な曲である。

KODAIRA氏のフレットレスベースならではの揺らぐフレーズが効いている。

ライブで盛り上がること確実な疾走感に溢れる一曲であった。

 

これらの新曲からも現在のDOOMが更なる孤高へと突き進む意志を感じざるを得ない。

堂々たるEPが完成していたのである。

DOOMファンは必聴のEPと言える。会場で是非手に入れるべし!

New EP『No/Re:MORSE』収録曲

  1. No/Re:MORSE
  2. WAR DADDY
  3. FREEZE

※ツアー後の流通については現在未定とのこと。

2018/12/16追記

DOOM WEB STOREにて全国販売予定とのこと!

FREEZEはアンコール後のSEとして流れていたと記憶している(インスト曲である)。

本編終了後、アンコールでは1stからLast Stand In hell、そしてDOOM最強の曲whyの2曲が演奏されツアー初日を締めくくった。

締めくくったはずだったのだが、そこから残ったファンがハンドクラップを辞めずにダブルアンコールを要求し始めたのである。

待つこと10分ほど、藤田氏が半ば呆れ顔ながら「ねばりがち」と言いながら出てきてくれたのである。

予定調和的に終わらない、人間味溢れるやり取りになんとも嬉しくなる。

DOOMの3名が位置につき演奏されたのはまたしても1stから、その1曲目を飾る「Death To Wimp!」であった。

そしてこれがこの日最高潮に盛り上がった一曲となったのを筆者は感じていた。

トリ

藤田さん!嬉しすぎるだろ!

期待半分で物販とドリンク引き換えをしていた筆者も慌てて戻りビールを呷りながら歓喜した次第である。

(ちなみにこの時、控え室の鈴木氏が思わず顔を覗かせて演奏を観ていたのが非常に良い絵だった)

ファンの期待にこれ以上なく応えて駆け抜けるように演奏したメンバーを、ファンもそれは大歓声で見送るのであった。

終わりに

全く感無量である。

好きな2つのバンドの渾身のライブを目の当たりにしたのである。

もうそれだけで最高の休日である。

とにかくDOOMの新EPはファン必聴である。

今後のツアー観戦予定の方は、確実に入手されたし!

(DOOM公式のTwitterにて、ツアー中に品切れた場合は再プレスするから安心してほしいとの旨、告知されている)

 

いやはや、それにしてもDOOM“No/Re:MORSE TOUR 2018、面白いものである!

トリ

残りのツアーも是非行こう!

ついでに物販紹介

DOOMの新EP「No/Re:MORSE」必聴!

DOOMの新EP「No/Re:MORSE」を会場にて購入。ジャケットに一部ミスがあったとのことで、この日購入した人には後日ジャケットが送られるとのこと。台風の影響で間に合わなかったらしい。

DOOM「No/Re:MORSE」ツアーTシャツ

ツアーTシャツは三色。黒、紺、茶のラインナップ。全部欲しかった。紺を購入。相変わらず物販のクオリティが高いDOOMである。

DOOMパーカー

今回はパーカーもある!思わず購入した。嬉しいのである。

トリ

いっぱい買ったな!

タオルやステッカーなども魅力的すぎるのでおすすめ。

ツアーファイナルも行こうか画策中である筆者であった。

ライブ概要

DOOM/人間椅子 DOOM“No/Re:MORSE TOUR 2018

出演:DOOM、人間椅子

 日付:2018年9月24日

 時間:開場17:00 / 開演17:30

  場所:千葉LOOK

会場一口メモ 千葉LOOK

千葉LOOK

JR千葉駅に着いたら中央改札を目指すべし

西口ロータリーあたりから歩くのが一番わかりやすいだろう。

うっかり京成線の方に出てしまった場合は一旦チラチラ見えるヨドバシカメラの方面を目指し、その後東横インの看板を見つけると無難。

トリ

あたかもそのルート辿ったみたいだな!

当日そのルートを辿った次第である。

ソフトドリンクとアルコールで料金別。そしておかわりが安め!

2018年9月現在、入場時に1ドリンク分支払って入場する必要がある。

アルコールは600円、ソフトドリンクは400円となる。小銭を用意しておくと親切である。

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