【WACKを聴くべし】PEDRO「zoozoosea」BiSH アユニ・Dのソロプロジェクト

WACK PEDRO zoozooseaアルバムレビューBiSH アユニ・D ソロプロジェクト レビュー・感想

この記事は

このシリーズではBiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiREを擁する音楽プロダクションWACKの音源を紹介する。

曲はもちろん、背景などにも触れつつ紹介していきたい。

ロックでエモーショナルな曲の数々をひもときつつ、これからWACKの音楽に触れる方の少しの助けになれば幸いである。

かっこいいぞ!

さて、BiSHアユニ・Dのパフォーマンスの成長といったらない。歌唱もダンスも目を見張るばかり。

2018年9月、これまたゲリラ的に発売されたのはまさかのアユニ ソロプロジェクトであった。

しかもバンド形態でベース担当である。

びっくりした!

ということでそのアユニのソロプロジェクトPEDROのデビュー作「zoozoosea」を紹介する。

【WACKを聴くべし】PEDRO「zoozoosea」BiSH アユニ・Dのソロプロジェクト【やさぐれたロックを放つ】

zoozoosea 収録曲

01.ゴミ屑ロンリネス
02.GALILEO
03.自律神経出張中
04.甘くないトーキョー
05.MAD DANCE
06.ハッピーに生きてくれ
07.うた

PEDROとは?

PEDROとは2018年9月、突如として音源が発表されたアユニのソロプロジェクトである。

ひびった!

バンド形態であり、アユニの担当はベースとなる。

アユニはかつてベースを1ヶ月だけ触ったことがあるという。

その状態で渡辺氏よりバンド形態での活動を持ちかけられたそうな。

ことの発端はWACKのサウンドプロデュースを務める松隈氏の発言だという。

アユニにはバンドをやらせたかったらしいね

また常にWACKメンバーに対して、「グループはずっとは続かないから武器を持て」といった旨の発言を投げ掛けている渡辺氏においても、アユニになにか武器を持たせたいという思いもあったのかもしれない。

アユニ色々連載持ってたりするしそっち方面も頑張って欲しい

そんなこんなでアユニのソロプロジェクトPEDROのアルバム「zoozoosea」が発表されたわけである。

始動についてちょっとしたドキュメンタリー的な動画が公開されている。

【PEDRO】zoozooseaから滲み出るアユニ

アユニは自らを陰キャだコミュ障だと評することが多い。しかし人前に出る必要がある世界へ一人飛び込み、いまや数万人の前でパフォーマンスをするに至っている。

折り合いのつかない世の中と静かに闘うような女の子がアユニ・Dなのである。

このzoozooseaにはそんなアユニが色濃く出ているように感じる。

やさぐれた音そして冷めていながらどこか熱が感じられるアユニの詞がこのアルバムの特徴だろう。

そしてアユニの歌唱もやさぐれ感を増長しておりカッコ良い。

最近のアユニの歌い方いいよな!

また当然ベースを弾いているのはアユニである。ちゃんとベースをはじめて一年に満たないながらここまで仕上げているのだから大変なことである。

マスタリングとかまでアユニも参加してるらしい!

PEDRO「zoozoosea」の各曲紹介

01.ゴミ屑ロンリネス

冒頭ベース音で始まるゴミ屑ロンリネスである。

タイトルからはわからないが、実は恋愛にまつわる曲になっている。

内臓!

アユニの独特な言葉のチョイスにいきなり晒されることになるだろう。

02.GALILEO

松隈氏の仮歌はしばしばWACKの楽曲でそのまま使われることがあるようである。

この曲でもそんな部分が含まれている。

「ガリレオの苗字は~」のくだり!

なかなか耳に残る強烈なフレーズである。

ちなみにアユニもかなり強めな言葉を書いているので是非聴くべきだろう。

軽快で衝動的な曲である。

03.自律神経出張中

リード曲である。MVを見れば、なんとギターに田渕ひさ子氏を迎えている。

MV必見!

ギターフレーズが印象的である。タイトルも強め。

そこも含めてこれまたやさぐれ感の強い曲である。

04.甘くないトーキョー

さわやかな趣がある夏の曲である。

なかなか動きのあるベースラインであり、聴かせる側面も持ち合わせている。

「アユニが弾いてる…」と思うと尚更かも!

アユニの東京での夏を歌っている歌となっている。

05.MAD DANCE

ダンスってつく曲が売れる、というアユニなりの考察のもと完成した曲。

曲の入りからベースがカッコよく、またPEDROでのアユニの歌い方も本当に板についていると感じる一曲。

おぉどぉれぃ!

おすすめ。

06.ハッピーに生きてくれ

こもったニュアンスのエフェクトがボーカルにかかっておりどこか不安な、そして不穏な響きを感じる。

同じフレーズを繰り返すサビは刹那的でいながら力強い。

御愁傷様です!

07.うた

ラストを飾るのは壮大な音の広がりをみせる「うた」である。

最後にふさわしい曲だろう。

アウトロのギターは美しく枯れた音で鳴っており、なんとも感動的な演出である。

じっくり聴こう!

併せて読みたいインタビュー

どのインタビューでも語られるのはこのプロジェクトに対して恐怖から始まったということである。しかしながらやるしかないわけで、アユニは短期間で怒濤の練習を積んだ模様。

またこのプロジェクト自体アユニがやりたいと思うことが多く込められているのだろう、インタビューからもアユニのことがよりわかるであろう内容のものが多い。

是非読むべきだろう。


参考
アユニ・D(BiSH)が語る、ソロプロジェクト PEDROで見つけた“自分をさらけ出せる場所”Real Sound

デモ音源からクセが強い曲を選びがちだったエピソードなどが語られるのが印象的。

いろんな意見を聴くべくややバリエーションを持たせたとのことである。

 


参考
PEDRO(BiSHアユニ・Dソロプロジェクト)始動『zoozoosea』インタビューbillboard JAPAN

アユニ自信の性質について多く語られているインタビュー。もともと知り合いだったBiSのムロのことなどにも触れられている。

 


参考
INTERVIEW PEDROSKREAM

各曲についてアユニが込めた意味や思いが語られる。

またプロジェクト名PEDROの由来にも触れられている。

ナポレオン・ダイナマイトって映画みたいだぞ!

 


参考
PEDRO『zoozoosea』 バンド・プロジェクトを始動したBiSHのアユニ・Dが語る、ソロ・デビューの衝撃とその行方MiKiKi

アルバムタイトルが三木聡監督作品「図鑑に載ってない虫」からきていることに触れられている。ちなみに三木監督好きの筆者は気づいていなかった次第である。

おい!

アイキャッチ・三木聡作品紹介映画編

三木聡作品一挙紹介・映画編【2018年版】

【PEDRO】ギターに田渕ひさ子氏を迎えたライブ映像もチェック

PEDRO first live “happy jam jam psycho”よりギターに田渕ひさ子を迎えたNUMBER GIRL「透明少女」のカバーライブ映像が公開されている。

MCもカバーしているそうな。

生で見たかった!

おわりに

ということでBiSHアユニ・Dのソロプロジェクト、PEDROのミニアルバム「zoozoosea」の紹介であった。

 

スティングレイを繰るアユニのかっこよさを是非体感したい筆者である。

またライブが実施されることを願うのであった。

 

いやはや、それにしてもPEDRO、面白いものである。

みんなで聴こう!

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